シャープの加湿付き空気清浄機で人気の「KC-R50」と「KC-40TH7-W」。どちらも空気清浄と加湿を兼ね備えたモデルですが、その性能や特徴にはいくつかの違いがあります。

 

適用床面積やプラズマクラスター濃度、価格帯などを比較することで、自分の生活スタイルに最適な1台を選ぶヒントが見えてきます。

 

本記事では、この2モデルの違いを詳しく解説し、それぞれがどんなシーンに向いているかを整理しました。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください！

KC-R50とKC-40TH7-Wの主な違いはどこにある？

適用床面積の違い

KC-R50は空気清浄で最大約23畳の広い範囲に対応しており、リビングのような広い部屋での使用に適しています。

 

一方、KC-40TH7-Wは空気清浄で約18畳、加湿ではプレハブ洋室約11畳、木造和室約7畳と、比較的小さめのスペースに向いています。この違いにより、KC-40TH7-Wは一人暮らしや小型の部屋での利用に適しています。

加湿性能の差

加湿量に関しても違いが明確です。

 

KC-R50は加湿機能が搭載されていますが、加湿性能は広範囲向けの仕様ではありません。

 

一方、KC-40TH7-Wはコンパクトな部屋に最適な加湿能力を持ち、乾燥対策として効果的です。特に冬場やエアコンを使う季節には、加湿性能が重視される環境で活躍します。

 

加湿を重要視する場合はKC-40TH7-Wが優れています。

プラズマクラスター濃度の違い

両モデルとも「プラズマクラスター7000」を搭載していますが、性能的には大きな差はありません。除菌や脱臭効果が期待でき、花粉やウイルスが気になる季節にはどちらも十分な効果を発揮します。

サイズやデザインの違い

本体の大きさと重量を比較

KC-R50とKC-40TH7-Wは、どちらも幅399mm × 奥行230mm × 高さ613mmの同じサイズです。

 

重量も約7.5kgとほぼ同じで、設置スペースに困ることはほとんどありません。

 

ただし、同じサイズであっても適用床面積や加湿性能の違いにより、どの部屋に設置するかで選択が変わります。

部屋に合ったデザイン性の違い

デザイン面では、KC-40TH7-Wはホワイトを基調としたシンプルなデザインで、どんなインテリアにも馴染む特徴があります。

 

KC-R50も同様にシンプルなデザインですが、適用床面積の広さを生かし、リビングや大空間向けとして設置されるケースが多いです。

 

いずれも派手なデザインではなく、使い勝手を優先した外観です。

性能面の比較｜どちらが優れている？

花粉やPM2.5除去率の差

どちらのモデルも99%以上の花粉やPM2.5を除去する能力があります。ただし、KC-R50は適用床面積が広いため、大きな空間での清浄効果が持続しやすい点が優れています。

 

一方、KC-40TH7-Wは小型スペースでの除去性能に特化しています。

清浄能力の違い

KC-R50は広範囲に対応するパワフルな清浄能力を持つ一方で、KC-40TH7-Wはその性能を小型の部屋向けに最適化しています。

 

部屋の広さに合わせて選ぶことで、最適な空気清浄が可能です。

フィルターの種類と寿命を比較

KC-R50は静電HEPAフィルター（寿命2～5年）を採用しており、長寿命で交換の手間が少ない点がメリットです。

 

対して、KC-40TH7-Wは集じん・脱臭一体型フィルター（寿命約2年）を採用しており、交換頻度はやや高めですが、コストが抑えられる点で優れています。

静音性と消費電力の違い

静音設計はどちらが快適か？

静音性は両モデルとも優れています。
KC-R50：おやすみモードで約20dB、ターボモードで約50dB。
KC-40TH7-W：おやすみモードで約20dB、最大運転時で約49dB。
ターボモード時の音量ではKC-40TH7-Wが若干静かで、寝室や静かな空間での使用に適しています。

ランニングコストへの影響を解説

消費電力では、KC-R50が通常時約30W、ターボモード時約60Wとやや高め。

 

一方、KC-40TH7-Wは空気清浄時約49W、加湿空気清浄時約20Wで省エネ設計となっています。

 

ランニングコスト（電気代＋消耗品費）はどちらも年間約3,000円〜5,000円程度と大差ありませんが、消費電力を考慮するとKC-40TH7-Wがわずかに有利です。

KC-R50-WとKC-40TH7-Wの性能スペック比較表

項目	KC-R50	KC-40TH7-W
発売日	2022年9月	2022年10月
購入価格	約20,000円〜30,000円	約17,490円～21,980円
適用床面積	約23畳対応	空気清浄：約18畳 / 加湿：プレハブ洋室11畳、木造和室7畳
フィルターの種類と寿命	静電HEPAフィルター（寿命2～5年）	集じん・脱臭一体型フィルター（約2年）
消費電力	通常時約30W、ターボモード時約60W	空気清浄時：約49W / 加湿空気清浄時：約20W
運転モード	自動モード、ターボモード、おやすみモード	自動モード、ターボモード、おやすみモード、花粉モード
花粉やPM2.5除去率	99%以上の除去性能（花粉・PM2.5）	99%以上の除去率
脱臭性能	高い脱臭効果（タバコやペット臭対応）	ペットやタバコなどの生活臭を効果的に除去
プラズマクラスター濃度	プラズマクラスター7000	プラズマクラスター7000
静音性	おやすみモードで約20dB、ターボモードで約50dB	おやすみモード：約20dB / 最大運転時：約49dB
フィルター交換費用	約5,000円〜10,000円/回（寿命ごと）	約2,000円～3,000円/回
年間ランニングコスト	年間約3,000円〜5,000円（電気代+消耗品）	年間約3,000円〜5,000円（電気代+消耗品費）
本体サイズと重量	幅399mm × 奥行230mm × 高さ613mm、重量約7.5kg	幅399mm × 奥行230mm × 高さ613mm、重量約7.5kg
口コミ・評判	静音性が高く、メンテナンスも簡単との評価が多い	清浄性能と静音性が高評価で、手軽なメンテナンス性と薄型デザインが人気

【最安値】 KC-R50

【最安値】KC-40TH7-W

リビングで使うなら「KC-R50」が最適

広い部屋に適した性能と理由
KC-R50は空気清浄で最大約23畳に対応しており、リビングや広めのダイニングでの使用に最適です。

 

その広範囲をカバーする能力は、家族全員が集まるスペースや空気の循環が必要な大きな部屋で威力を発揮します。

 

さらに、静電HEPAフィルターの長寿命（2～5年）により、頻繁な交換が不要な点も広い部屋での使用に向いています。

 

特に花粉やPM2.5の除去性能が99%以上と高く、リビングに漂うホコリやアレルゲンを効率的に取り除き、清潔で快適な環境を提供します。

一人暮らしや小部屋には「KC-40TH7-W」

小型でコスパの良さを活かした選択肢
KC-40TH7-Wは空気清浄で約18畳、加湿ではプレハブ洋室約11畳、木造和室約7畳に対応しており、小型の部屋や寝室での使用に適しています。

 

特に一人暮らしや限られたスペースの部屋では、そのコンパクトな設計が大きなメリットとなります。

 

価格帯も約17,490円～21,980円とリーズナブルで、フィルター交換費用もKC-R50より抑えられるため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

 

また、静音性が高く、寝室や書斎など静かな環境での使用に最適です。

価格重視か機能重視かで選ぶポイント

予算別おすすめの選び方
価格重視で選ぶなら、リーズナブルなKC-40TH7-Wが適しています。初めて加湿付き空気清浄機を購入する方や、頻繁な使用を考えていない方には十分な性能を提供します。一方、広い部屋で長期的に使うことを考えるなら、KC-R50の高性能フィルターや広い適用床面積に投資する価値があります。
高性能モデルとエントリーモデルの使い分け
KC-R50は高性能モデルとして、家族全員で利用するリビングや大空間向けに設計されています。一方、KC-40TH7-Wはエントリーモデルとして、一人暮らしや特定の部屋での使用に焦点を当てています。それぞれのモデルが持つ特徴を把握し、使用目的に合わせて選ぶことが重要です。

まとめ

用途や予算に合わせた選択肢を理解し、自分の生活スタイルにぴったりのモデルを見つけましょう！

シャープの加湿付き空気清浄機「KC-R50」と「KC-40TH7-W」は、どちらも優れた性能を持つモデルですが、それぞれに特徴があり、用途によって最適な選択肢が異なります。

KC-R50に向いているユーザー

広い部屋やリビングで使用する人
約23畳まで対応するKC-R50は、広い空間で使用するのに最適です。家族全員が過ごすリビングやダイニングでの使用を考えている方には、清浄能力の高さが大きな魅力です。
長寿命のフィルターを重視する人
フィルター寿命が長く、交換の手間が少ない点もKC-R50の大きなポイント。長期間安定して使用できるため、メンテナンスの手間を減らしたい方にもぴったりです。
快適な空気環境を維持したい家族層
花粉やPM2.5除去性能が99%以上で、清潔な空気環境を維持することができるため、特にアレルギーや喘息がある家族がいる家庭にも向いています。

KC-40TH7-Wに向いているユーザー

一人暮らしや小型の部屋で使用する人
約18畳対応のKC-40TH7-Wは、小型の部屋や一人暮らしの部屋に最適です。設置スペースも限られているため、コンパクトで邪魔にならないサイズ感が魅力です。
コスパ重視で選ぶ人
価格がリーズナブルで、ランニングコストが比較的低いため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。初めて加湿付き空気清浄機を購入する方にも最適です。
静音性を重視する人
おやすみモードで約20dBと静音性が高いため、寝室や勉強部屋など静かな環境で使用したい方にも向いています。

 

KC-R50とKC-40TH7-Wは、どちらも異なる用途に応じた特性を持っています。

 

リビングや広い部屋で使用したい場合はKC-R50、よりコンパクトでコスパを重視したい場合はKC-40TH7-Wが最適です。

 

自分の生活環境や使用目的に合わせて、最適なモデルを選ぶことで、快適で健康的な空気環境を手に入れることができます。

 

どちらを選んでも、清潔で快適な空気を保つために大いに役立つアイテムです。自分にぴったりの1台を見つけて、空気の質を向上させましょう！